おせちの賞味期限と保存方法。長く美味しくいただくコツは?

2019/02/28

おせちを元日に食べきれなかったときに、気になるのが賞味期限です。従来、おせちは年末に数日かけて作り、お正月の三が日にいただくものでした。

そのため、保存食としても意味合いも強く、日持ちのよい料理が揃っています。

せっかく用意したお料理はなるべく無駄なく食べきりたいもの。市販品と手作りのおせち、それぞれの賞味期限や保存方法についてまとめてみました。

おせちの賞味期限:購入した場合

おせちの賞味期限:購入した場合

手軽に本格的な味を楽しめる市販のおせちには、冷蔵・冷凍・真空パックなどのタイプがあり、それぞれ保存方法や賞味期間が異なります。

購入する際には、保存場所や解凍時間、冷蔵庫の空き具合なども考慮にいれておくと、届いてから慌てなくてすみます。

賞味期限はおせちのタイプで異なる

賞味期限はおせちのタイプで異なる

市販のおせちセットの賞味期限は、冷蔵か冷凍か、真空パックかによって異なります。
おせちセットにも賞味期限は書かれていますが、参考までにおせちのタイプ別に賞味期限の傾向をまとめました。

冷蔵おせち

いわゆる「生」おせち。12月30日か31日に宅配を頼む、あるいはお店に取りに行くなどして調達し、冷蔵庫で保存します。手間なく作りたてのおせちを楽しめます。
ただし賞味期限は短く、1月1日か2日までのものがほとんどです。

冷凍おせち

お重に詰めて急速冷凍させた冷凍おせち。食べる日に合わせて24時間かけてゆっくり自然解凍していきます。

解凍前と解凍後で賞味期限が異なります。冷凍のままなら2週間〜2ヶ月と比較的長いですが、解凍後の賞味期限は1〜2日と短いので要注意です。

真空パック

少量ずつパッキングされた料理がセットになった真空パックのおせち。盛り付けを自由にアレンジできたり、手作りのおせちと組み合わせたりできるので人気です。
冷蔵配送と常温配送の2種類があり、冷蔵タイプの賞味期限は10日〜2週間、常温タイプは2週間〜1ヶ月程度のものが多いようです。

以上、一般的な例を挙げましたが、セットの中の商品ごとに賞味期限が異なるケースもあります。販売元の注意書きや個別のパッケージなどで詳細を確認し、開封・解凍後は必ず冷蔵庫で保管するよう心がけましょう。

おせちの賞味期限:手作りの場合

おせちの賞味期限:手作りの場合

手作りの場合、いつから準備を始めるか、というのも気になるところ。おせちには、冷蔵に向く料理と、冷凍保存できる料理があります。それぞれに適した保存方法を知ることで、早めにおせちを作り進めておいて、大みそかにゆとりをもたせることも可能です。

手作りおせちの賞味期限:冷蔵した場合

ほとんどの料理が、3〜5日ほど冷蔵庫で保存できます。
数の子は、塩抜きして調味した後は1週間ほど保存可能。黒豆や昆布巻きも、同じく1週間。
田作りは10日ほど保存がききます。

数の子は、塩抜き前ならば冷蔵庫で2〜3ヶ月保存できます。乾燥の黒豆やかたくちいわし、昆布など、常温で長く保存できる材料とともに、早めに購入して準備しておくこともできます。

煮物は、複数食材を煮しめにしても、1品ずつ炊いたものでも、3〜5日ほど日持ちします。煮物は温度が下がるあいだに味が染みていくもの。30日に作っておけば、できたてよりも味がなじんで元日に美味しくいただけます。

ただし、おせちの準備期間は冷蔵庫の開け閉めが多く、中もぎゅうぎゅうに詰まっていることが多く、庫内に冷気が十分に回らないことも。保存状態をまめにチェックして、1〜2日に一度、火を入れるようにすると安心です。

手作りおせちの賞味期限:冷凍した場合

基本的には、どの料理も冷凍保存が可能です。保存期間の目安は約1ヶ月。美味しく冷凍するポイントは3つです。

1. 完全に冷ましてから入れること
2. フリーザーバッグに入れて空気を抜いて密閉すること
3. 平らにならして急速冷凍すること

アルミホイルやステンレスのトレイに乗せると早く冷凍できます。
解凍するときは、室温において自然解凍します。時間に余裕があるときは、冷蔵庫に移してゆっくり解凍させると美味しさが保たれます。

ただし、冷凍に適さない食材もあるので注意が必要です。

おせちを長持ちさせる方法

おせちを長持ちさせる方法

おせちはもともと保存食である上、ほとんどが冷蔵・冷凍保存が可能な料理ですが、より安全に、長く美味しくいただくためにはどうすればよいでしょうか。

ポイントは、なるべく空気に触れないようにして酸化を防ぐことです。保存容器やフリーザーバックはジャストサイズを選び、できるだけ空気が入らないように密閉します。また、お重ごと保存するのではなく、食材ごとに1食分ずつ小分けして保存した方が、空気に触れる回数が減るのでより効率的です。

手作りする場合は、防腐作用のある砂糖や酢でしっかりと味つけすることも保存性を高めるコツです。また、調理や取分けに使用する容器や布巾、箸などは、清潔なものを使うように心がけましょう。

おせちは賞味期限内で美味しくいただこう

上手に保存すれば長く楽しめるおせち料理。うっかり賞味期限切れにならないように、保存容器に日づけを書く、冷蔵・冷凍庫内の目につきやすい場所にしまう、アレンジやリメイクで早めに使いきるなど、工夫して最後まで美味しくいただきましょう。