冷凍おせちは美味しい?メリットやデメリットも詳しく紹介

2019/04/24

通販で買うことのできるおせち料理には、冷蔵おせちと冷凍おせちの二種類があります。

冷凍おせちは日持ちがすることもあり便利ですが、味が落ちてしまうのでは?と心配する方もいるかもしれません。

冷蔵おせちと冷凍おせちの違いを理解し、家族のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

冷凍おせちとは

簡単なおせち

注文して届けてもらうおせち料理には、冷凍のおせちと冷蔵のおせちの二種類があります。
冷蔵おせちは作り立ての料理をそのまま宅配してもらうもので、生おせちともいわれています。

冷凍おせちは盛り付けまでされた状態で急速冷凍し、宅配されるもののことです。
冷凍おせちと冷蔵おせち、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

冷凍おせちは日持ちする

冷凍おせちのメリットは、なんといっても日持ちすることです。普段使っている冷凍食品と同じように、冷凍庫に入れていれば1ヶ月から2ヶ月の保存が可能です。

到着から3日程度で賞味期限を迎えてしまう冷蔵おせちに対して、冷凍おせちは賞味期限を気にしなくてよいのがメリットといえます。

また冷蔵おせちの場合は日持ちをさせるために味付けが濃くなっていたり添加物が入っていることもあります。

しかし、冷凍おせちは添加物が少なく、薄味のものも多いので、健康を意識している方におすすめです。

冷凍おせちは風味が落ちることもある

冷凍おせちは風味が落ちるのでは?と心配になりますよね。水分を多く含んでいる料理や、脂質を多く含む食材を使用した料理は冷凍に適していません。

お刺身を解凍するときには細胞の中の氷が溶けて水になり、細胞から液体が出てしまいます。このように水分を失って組織がやわらかくなると食感も悪くなり、風味の劣化につながります。

最近は冷凍技術が進化しており、自然解凍をしても風味が劣化しないようになってきています。

解凍に時間がかかることや、一度解凍したら再度保存することはできないことに注意が必要です。

冷凍おせちがおすすめな人

冷凍おせちが向いている人の傾向は、

  • ・お手軽に保存・食べられることを重視する
  • ・おせち料理を食べる日が決まっていないので、日持ちするほうが良い
  • ・盛り付けが苦手で、盛り付けが購入時のまま崩れない方が良い

などです。

「お正月の三が日は常に家にいる」という家庭では冷蔵おせちでも食べきれますが、家を留守にする日が多いのであれば冷蔵おせちはおすすめできません。

また、冷凍おせちは盛り付けもされた状態で届くので、盛り付けが苦手な方や盛り付ける時間がない方に適しています。解凍するだけでそのまま食べることができるので、手軽さを重視する人におすすめです。

冷凍おせちは、お重に具材が陳列された状態で急速冷凍され、そのまま届きます。届いたらそのまま冷凍庫で保管し、食べる日時が決まったら解凍するだけなので、お正月でも忙しい人に便利です。

冷凍おせちの賞味期限はメーカーによってさまざまですが、製造管理が徹底している製造元なら、1~2か月ほどもちます。

冷凍おせちの解凍方法

冷凍おせちをおいしく食べるには、冷蔵庫での低温解凍をおすすめします。冷蔵庫は常に一定の温度で保たれており、具材の変質が起こりにくくなるためです。

重箱を重ねたまま解凍するやり方と、一段ずつわけて解凍するやり方があります。一般的に解凍時間は24時間とされていることが多いですが、重箱の大きさや段数、具材によって異なるので指定時間を確認しましょう。

おせちの解凍方法は他にも、室内で常温解凍することもできます。室内は暖房の有無や人の密度によって温度が変化していまうため、一定のペースで解凍できないことに注意が必要です。

冷凍おせちを保存・解凍する際の注意点

冷凍おせちの到着時、添付されている説明書を確認しましょう。メーカーによって、具材や調理法が異なるので、注意点にも違いがあります。

メーカーが推奨する解凍手順や、解凍後の賞味期限も明記されています。不適切な取り扱いをすると、せっかくのおせちの味が落ちてしまう恐れがあります。

「冷凍おせちは、味が良くない」というイメージを、年配の方ほど持っていると言われますが、これは以前の食品冷凍の技術に限界があったためです。現代は、食品の繊維や細胞を壊さない冷凍技術が発達しているので、適切な保管・解凍を行えば、美味しいおせちをいただけます。

美味しく食べるために、説明書の確認は必須です。

手作りのおせちを冷凍しよう

おせちは手作り派という家庭でも、冷凍を活用するとお正月にバタバタしなくて済みます。

温めるだけで食べられるもの、少し仕上げが必要なもの、直前に作るもの、と分けて作るだけで手間が分散されます。

冷凍に適したおせち料理をご紹介します。

八幡巻き

おせち料理はもちろん、普段のおかずやお弁当にも使える便利な八幡巻き。柔らかく蒸しておいたにんじんとごぼう、固ゆでした小松菜を同じ長さに切りそろえます。

牛肉で巻いて塩コショウをし、ラップで包みます。この状態でジップロックに入れて冷凍しておくと、食べるときは解凍して小麦粉を付け、焼くだけで完成です。

栗きんとん

子どもにも人気の栗きんとん。さつまいもを茹で、フードプロセッサーで甘露煮シロップと一緒に攪拌します。

鍋に戻してもったりするまで練り、栗を入れたら完成です。冷凍での保存期限は約三週間ほどですが、栗きんとんは水分が多いので、できるだけ早めに食べきるようにしましょう。

筑前煮

おせちの定番煮込み料理といえる筑前煮。
野菜をたくさん摂れるので健康的で、普段のメニューでも重宝しますよね。数種類の根菜や鶏肉、こんにゃくなど、それぞれ下ごしらえして煮込みます。

出来上がったら粗熱をとり、煮汁ごと密閉容器に移し替えて冷凍します。こんにゃくやにんじん、たけのこは冷凍すると食感が悪くなってしまうので、冷凍する前に取り除くか小さく切ることをおすすめします。

田作り

田作りは「ごまめ」とも呼ばれる、カタクチイワシの稚魚を使った甘露煮です。

昔は、イワシは田畑の肥料として使用されていました。イワシは肥料としては高価ですが、栄養価が優れているため土壌を豊かにし、豊作の要因となります。五穀豊穣をもたらすものとして、イワシは縁起物として扱われ、おせち料理となりました。

田作りは、カタクチイワシの稚魚を空煎りしたあと冷まして、醤油・みりん・砂糖を煮詰めたものに絡めて作ります。

カタクチイワシの稚魚は、タンパク質やカルシウムが豊富で、中性脂肪やコレストロールの低減と動脈硬化予防の働きがあるとされるDHAも含まれている、健康志向の食材です。

カロリーが気になる人にも向いている、ヘルシーなおせち料理です。

紅白なます

紅白なますは、大根とにんじんを細く切って、塩もみをしてから甘酢と和えたおせち料理です。「なます」とは、野菜を細めに切って甘酢で和えたものの呼び名です。

大根とにんじんの色を利用した「紅白」は、祝い事に使う色の組合せとして、おめでたさを演出します。

また、大根とにんじんを使う理由として、土の中でまっすぐ伸びる姿から「地に足つけて日々を過ごせるように」や「人目につかないところでも、まっすぐ成長するよう努力に励むように」といった意味があるとされています。

自分の状況に合わせておせちを選ぼう

おせち料理は一から自分で手作りしたいという人から、できるだけ手軽に済ませたいという人まで様々です。

冷凍のおせちは盛り付けまで完成されたものが届き、冷蔵庫で解凍するだけで食べられます。手作りおせちも冷凍しておくだけでお正月がぐんと楽になります。冷凍を活用して素敵なお正月を過ごしてみてください。