おせちの飾り付けと正しい盛り付けで美しく晴れやかなお正月を

2019/04/04

重箱に詰められているおせち料理は、日本の伝統が守られています。おせちを盛り付ける時に詰めるルールを心得ておくと、風格の漂うおせちを作れます。

今年こそ、おせちの飾り付けの工夫でワンランク上のおせちを作ってみませんか?

おせち料理の正しい盛り付け方

おせちの盛り付け方

おせちは、五段の重箱に詰めるのが正式でしたが、現代では三段の重箱が一般的になりました。おせちの飾り付けは、彩りだけを考慮して盛り付けてしまいがちですね。おせちを手作りするのは、計画から完成まで細やかな段取りが必要です。最終的に大事な鍵を握るのが、おせちの飾り付けや盛り付けです。

詰め方のルールを知らないままだと、せっかく段取りを経て完成したおせちが何となく不満の残る印象になってしまうでしょう。

実際におせちを詰める時には、各段に詰める料理の内容が決められているのをご存じですか?おせちの正しい盛り付け方は、ルールに従えば頭を悩ませずにできますよ。

一の重に詰めるのは田作りや紅白かまぼこ

まず、蓋を開けると真っ先に目に入る一の重には、お正月らしい祝い肴や口取りを詰めて行きます。おせちの飾り付けで誰もが思い浮かべる田作り・紅白かまぼこ・伊達巻・栗きんとん・昆布巻きなどをできるだけ色々なおせちを、少しずつ詰めるのがコツです。

二の重には焼き物などのご馳走を

傷みやすい

次に、二の重には焼き物や酢の物を盛り付けます。鯛・鰤(ぶり)・えびの焼き物は、見るからに縁起の良いおせちの飾り付けができる海の幸です。焼き物は、ありのままの姿を活かしているため存在感があり、おめでたい豪華なごちそうですね。

二の重には、紅白なますなどの酢の物を盛り付けます。紅白の色あいがきれいなだけではなく、箸休めとしてもさっぱりと召し上がれます。

三の重には煮物を詰めよう

そして、三の重は、海の幸をメインにしている二の重とがらりと変わり山の幸をメインに詰めます。れんこん・さといも・ごぼう・にんじんなど煮物を盛り合わせて行きます。

お煮しめと筑前煮は、調理方法が少し違います。始めに炒める工程があるのが、福岡県の郷土料理の筑前煮です。お住まいの地域や嗜好で、選んで煮物を作ってみましょう。

最後に、緑があざやかな絹サヤと赤が華やかなねじり梅(にんじん)を盛り付けます。地味な色合いのお煮しめが、一気にあでやかに生まれ変わります。

飾り切りでおせち料理がワンランクアップ

おせち

おせちの彩りを意識して盛り付けているものの、完成したおせちに何か物足りなさを感じることもありがちです。もちろん、彩りも大切なポイントですが、おせち料理をワンランクアップさせるためには、ぜひ飾り切りをマスターしてみませんか?

インスタ映えを目指したい方にも、おせちの飾り付けは必見のテクニックですよ。

簡単!手綱かまぼこ

簡単にできておしゃれに見せられるのが、手綱かまぼこです。1.5cm幅に切り、ピンクの部分に沿って最後まで切り離さないように注意して包丁を入れます。

中央部分に2cmほど切れ目を入れて、端を切れ目に通し形を整えると目を引く手綱かまぼこができます。簡単にできるのに、凝ったかまぼこに見えるため初心者にもおすすめの飾り切りです。

お祝いにピッタリなねじり梅

可愛らしい梅の花をにんじんで飾り切りしたものが、ねじり梅と呼んでいます。

1.5cmぐらいの輪切りにしておいたにんじんを五角形に切りはなびらの形状に切るか、梅型でくり抜きます。中央へ向かって5か所、切り込みを入れます。

花びらの形をした部分を正面にして、一か所に花びらの3分の2ほどから斜めに先ほどの切り込みへ向けて包丁を入れて剥きます。煮物の上にねじり梅があるだけで、お正月らしい華やかさを演出してくれるおせちの飾り付けができますね。

花形のれんこんで煮物を飾り付け

レンコン

お正月らしい野菜といえば、れんこんですね。れんこんは、穴があるので見通しの良さを示す縁起物です。煮物に欠かせないれんこんは、花形に切るだけでおせちの飾り付けがかわいらしい印象に変わります。

れんこんの穴に向けて、いくつか切り込みを入れます。切り込みをいれた箇所から穴の形状に合わせて曲線に包丁を入れると、花形れんこんができます。

煮物は、渋い色合いになるものですので、ねじり梅や花形れんこんがお正月らしい明るさを醸し出してくれます。

おしゃれな小物や食器で飾り付けよう

小物

重箱に盛り付ける時に、料理が単調になったりふぞろいになったりして上手く行かないものですね?おしゃれな小物や食器を活用しておせちを飾り付けると、初心者の悩みも解決してくれますよ。

ゆずの中身をくりぬいて、そのまま酢の物を入れると地味なおせちの彩りを明るく変えられます。明るい色の小鉢に、色が暗い数の子や黒豆を盛り付けるとつややかさが出て色も映えます。

また、おせちの飾り付けは松・南天・千両を添えると、一段と新年を祝う気持ちを込められますよ。手頃なのが、百円ショップで買える水引・お正月用の銀カップ・松竹梅の飾りもの・ランチョンマットです。

縁起物の植物が手に入れにくい場合でも、最寄りですぐに購入できて便利ですのでぜひ活用してみませんか?

おせちを飾り付けていつもと違った正月料理を楽しもう

「良い出来事が重なって行くように」と願いを込めて作られるおせち。おせちの飾り付けは、コツを覚えれば一気に見栄えを良くできます。

おせちの主役は料理そのものですが、脇役の飾り切り次第でより美味しく美しく見せられます。今年は、いつもと違ったおせちの飾り付けに挑戦して晴れやかなお正月を迎えてみませんか。