お中元で現金を贈るのは原則NG!万が一贈る場合のマナーや相場は?

2019/03/07

毎年夏にはお中元の時期がやってきます。

毎年違ったものを贈ろうと試行錯誤して、なかなか商品選びに迷ってしまうかと思います。

迷った末、お中元で現金を贈ることを考えた人も多いのではないでしょうか。

今回はお中元で現金を贈ることについて考察していきます。

お中元で現金を贈るのは基本的にNG行為

お中元で現金

お中元を現金で送るという事は、相手に失礼となるためNG行為です。

お中元は、日ごろの感謝の意味を込めて相手に贈るものですが、現金を渡す行為は、「裕福な者が貧しい者を助ける」という解釈があり、受け取る側が不快感を覚える恐れがあります。

現金だけでなく、ギフト券も同様です。

相手に良い印象を抱いてもらうためにも、お中元には何か物品を送るといいでしょう。

お中元だけでなく、お歳暮でも現金やギフト券を贈るのはNGです。

相手を思いながら、喜んでもらえそうな品物を選びましょう。

例外は「現金にして欲しい」と相手から言われた場合

 
現金をお中元で贈ることはNG行為ですが、例外もあります。相手から「現金にして欲しい」と求められた場合です。

一例として、習い事の先生が現金を指定してくるケースがあります。

習い事の先生によっては、複数の生徒さんから食品類を集中して贈られてしまうと対処が間に合わず、食品を腐らせてしまうなどの不義理が発生してしまう恐れがあります。

習い事の先生から一言お願いがあったり、生徒同士で相談の上、お中元を現金にすると申し合わせたりします。

また、他の例としては、檀家として所属しているお寺のご住職にお中元を贈る場合です。

お寺へのお中元も、他の檀家との申し合わせを行っておくといいでしょう。

ただし、相手や周囲へのマナーもしっかりと心得たうえで、失礼がないように贈る必要があります。

お中元で現金を渡す時のマナー

お中元のマナー

お中元に現金や金券を贈る場合は、マナーを守ることを心がけましょう。

不用意に贈ると、相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。

事前に確認しておきたい点としては、

  • 贈る金額
  • のし袋の書き方
  • 渡し方
  • 周囲との協調や申し合わせ

などがあります。

あなたの印象悪くしないためにも、お中元を現金で渡す場合には、しっかりとマナーを守りましょう。

金額の相場

現金

習い事の先生に贈る場合、金額の相場は、月謝を目安にしましょう。月謝の1ヶ月分から半月分が相場です。

しかし、相場は習い事や周囲の状況によって変わります。他の生徒より高額を贈ることは批判を受ける恐れがあります。

生徒同士で申し合わせをした上で、周囲に合わせた金額を用意するのが妥当です。

お寺へのお中元は、お寺の規模や檀家の数、地域性によっても異なります。

ご住職から金額の指定が無い場合は、檀家の方々と相談するのが無難です。

金銭は、新札(ピン札)や綺麗な状態のお札を贈りましょう。

しわしわだったり汚れていたりするお札は失礼に当たります。

新札(ピン札)には、銀行の窓口で交換が可能です。

複数枚を封入する際は、お札の向きを揃えておきましょう。

のし袋の書き方

のし袋の書き方

のし袋は、紅白の蝶々結びを使い、「御礼」や「お中元」と記載をします。

「寸志」は、目下の者への言葉なので、使用してはいけません。

のし袋の文字は、手書きだと丁寧さが表われます。

しかし、現代ではパソコンでプリントアウトしたものや、事前に印刷された文字が記入されたものでも、受け入れてもらえる可能性はあります。

贈る相手の人となりや、周囲の傾向を伺ってから判断しましょう。

のし袋は白なので、汚れや折れが目立ちやすいので、プリンターを通した際は汚れや折れがついてないか、しっかりと確認しましょう。

持ち歩くうちに、鞄の中などで折れ曲がったりしないよう気遣うことも大切です。

あらかじめ袱紗などに包んでおくと、より丁寧な印象となります。

のし袋の裏面には、自分の名前を縦書きで記入します。

封入した金額を記載する場合は、中袋に漢数字を用いて縦書きしましょう。

漢数字は、略式となる新漢字の「金一万円」「金五千円」などでも構いませんが、旧漢字の「金壱萬圓」「金伍阡圓」などの書き方が正式となります。

また、「四」「九」は使わないのが通例です。

まれに、金額を書く欄があらかじめ印刷されているのし袋もあります。

横書きの場合は、漢数字を横書きしても、通常使うアラビア数字を書いても構いません。

お中元の渡し方

お中元の渡し方

現金を、書留ではなく荷物として送ることは、郵便法で禁止されています。対面で手渡ししましょう。

「食品などの定番なお中元の中に、現金を入れた封筒を忍ばせる」という手法だと、品物に紛れて失われてしまう恐れがあるので、おすすめできません。

感謝の言葉と一緒に渡すことで、日頃の感謝が伝わります。

きちんとした服装と言葉遣いで、礼儀正しく渡しましょう。

また、第三者にお願いして渡すのも、金銭トラブルを防ぐ意味で避けた方が無難です。

一緒に習っている他の生徒さんや他の檀家へ事前に確認しておくと良い

現金でお中元を贈ることになった場合には、金額を周囲と合わせる対応が必要です。

適正な金額や渡し方も把握するためにも、習い事を一緒に習っている他の生徒や、他の壇家に事前の確認が必要です。

他の人たちの意見をまとめて、自分一人だけが浮いてしまわないようにしましょう。

お中元で現金を贈るのはケースバイケースなので注意しよう

お中元で現金を贈るのは、相手から求められた場合のみです。

贈る側の都合で、一方的に現金を渡すのはマナー違反となるので注意しましょう。

お中元を現金で贈るというケースは、習い事の先生に対してや、檀家としてお世話になっているお寺に対してなどに限られますので、他の生徒や他の檀家に相談して、トラブルが起きないようにします。