へしこの調理方法とは?具体例5選と下処理方法を紹介

2019/02/27

へしこは、若狭・丹後地方に伝統料理として伝わっている発酵食品です。

魚を塩漬けした後にぬかに漬けるのですが、寒冷地で魚を保存食にするために、江戸時代中期から始められました。

現在では、鯖を加工したものを「へしこ」と呼ぶようになりました。
独特の珍味に魅了される人もいる、注目を浴びている逸品です。

へしこの調理方法おすすめ

へしこの調理方法おすすめ
へしこは、シンプルにご飯へ乗せたり、酒の肴として食べたりするのが広く知られています。

しかし、違う調理方法で召し上がってみると、これまでにない斬新な味わいも体験できます。

へしこの調理方法1.あぶり

へしこは、炙ることで鯖の風味とぬかの風味が香ばしくなるので、そのまま召し上がるのとは違った味わいを堪能できます。

鯖についているぬかは、軽くぬぐい落しましょう。
へしこは、適当な大きさに切ってください。

ぬかは焦げやすい性質があるので、グリルやオーブンで軽く焼くようにしましょう。

お好みで柑橘類を添えると、さっぱりとした風味でいただけます。

へしこの調理方法2.お茶漬け

へしこは、手軽にお茶漬けで召し上がるのも風味を満喫できます。

ご飯のお供として召し上がっているときに、お茶漬けにしてみた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

下処理を済ませたら、お好みの大きさにへしこをスライスしてください。

熱いご飯の上にへしこを乗せて、お茶・お湯・だし汁のいずれかをかけてみましょう。

塩分と独特の風味があるので、お茶漬けの素を使う必要はありません。

お茶などを注ぐ前に、梅干し・刻みのり・ネギ・ごま・大葉などを薬味として使ってみるのもおすすめです。

彩りもきれいになり、より美味しさを引き出してくれます。

へしこの調理方法3.さしみ

へしこは、さしみにするとコクをダイレクトに味わえるので、酒の肴にも合います。

まず、ぬかを水で洗い流します。

へしこは、スライスすれば、そのままさしみで味わえます。

お好みで柑橘類や大根を添えると、いっそう美味しくいただけます。

へしこの調理方法4.チャーハン

斬新な調理方法では、へしこを使ったチャーハンがあります。

ただ、へしこは塩分が濃いので、少量を入れるように心掛けましょう。

へしこを必要な量で切り分け、洗った後に水気をキッチンペーパーで拭き取ります。

味の濃さが特徴ですので、細かくカットするとチャーハン全体のバランスがとりやすくなります。

ご飯・卵などチャーハンの具材を炒め、へしこを入れるときに量を調整して、一度に全部を入れないように注意しましょう。

へしこの調理方法5.パスタ

へしこは、アンチョビを用いるのと同じ感覚でパスタにも使えます。

へしこのパスタは、くせになる味わいですのでぜひお試しください。

  1. 食べやすくなるように、へしこのぬかと骨を取り除いてから、身をほぐしておきましょう。手軽に作れるのは、パスタが茹で上がるタイミングに合わせて、他の食材とへしこを炒めておく方法です。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにく・唐辛子を香りが出るまで炒めて、キャベツまたはタマネギとへしこを入れて炒めてください。
  3. ゆで上がったパスタを、2で炒めたものに入れて塩・こしょうで仕上げます。

へしこの下処理方法

へしこの下処理方法

へしこの調理には下処理が必要です。

ぬかに覆われているへしこの姿を見ると、初心者は「どんな処理をしていいのか?」と戸惑ってしまいます。

絶品だと聞いていても、どのように処理したら良いのかわからないと、悩んでしまいますよね。

ぬかはそのままでも洗い流してもいい

ぬかがたっぷり付いているので、「きれいに洗い流す必要があるのでは?」と思われる方もいるでしょう。

米ぬかは、玄米を精白するときにできる粉で、家庭ではぬか漬けに用いられているものです。人体に害はありませんし、洗い流さずにそのままでも構いません。

へしこ好きの間では、ぬかをそのままにして食べるのが「通な食べ方」とする人もいます。

しかし、ぬかの味や臭いが気になってしまう人は、サッと落としても問題ありません。

キッチンペーパーで拭き落としたり、水で流しておけば、後々の扱いもしやすくなります。

三枚におろす

三枚におろすのは、コツさえ覚えれば難しい調理方法ではありません。

まず、袋を切り開いて、ぬかがついたままのへしこを取り出します。

すでに、へしこは背開きされてから加工されているので、中央に切れ目を入れると簡単に切り離せます。

次に、腹骨部分に包丁を入れ、削ぎ取ります。カマも切り落としておきましょう。

中骨のある身の頭側を身体の前に向けて、尾から中骨と身を切り離すように包丁を入れて行きます。

三枚おろしが終わったら、カマを切り落とした部分から、手でへしこの皮を剥ぎます。
へしこに左手を添えて、右手で皮をゆっくりめくるようにすれば簡単にできます。

切り分け

切り分ける際には、料理に応じて大きさを調整しましょう。

一般的に、へしこは2ミリ程度にスライスしますが、お好みで細かく刻んで用いることもあります。

へしこを一度に食べきれない時には、ぬかがついたままの状態でラップをかけて、冷蔵保存をしましょう。

へしこの調理方法を知って美味しくいただこう

へしこは、珍味にも分類される伝統食で、まだ食べたことが無いという人もいるでしょう。

伝統の発酵食品ならではの味わいは格別です。

また、へしこはそのままいただくだけではなく、バラエティーに富んだ料理の食材にもなります。

ぜひ、美味しく味わえるように、それぞれの調理方法をマスターしてみてはいかがでしょうか?